法人としての「東京に在る教会」について

教会がエルサレムに設立されたとき、それは唯一、エルサレムに在る教会として知られました(使徒8:1)。同じように今日、東京における教会の実際的表現は、唯一、東京に在る教会です。ゆえに、地方の立場にある教会、地方教会を実行するため、東京に在住する聖徒たちは真正な一つの立場に立って主の御名の中で「東京に在る教会」として集まります。これは、教会生活における聖徒たちの内在的で、実行的な面です。

その一方で、聖書によれば、「人のたてた政府」は、平和を保ち秩序を維持するために神によって定められたものであり、良心のゆえに、すべてのクリスチャンは市民社会の諸権威に従うべきです。こういうわけで、わたしたちはすべての行政上の諸権威に服し、彼らに従います。わたしたちは国家、都道府県、共同体の中で善良な市民として生活します。わたしたちは、神から定められた「人がたてた政府」に対して、定められた法律を遵守し、財産を正しく管理するために「東京に在る教会」の名前をもって法人登録を行っています。わたしたち「東京に在る教会」は神から定められた諸権威に対し、わたしたちのすべての責任を果たす用意があります(ローマ13:1-7、参照:ローマ13:1、Fノート3Fノート4テトス3:1Iペテロ2:13-14)。

法人としての「東京に在る教会」は、行政上の諸権威に服し、従うためですが、キリスト教の諸宗派の様に宗教団体の組織を形成するためではありません。また、定められた法律に従い、法人の代表者を聖徒たちから選出しますが、この代表者は行政に対する報告の義務を果たすためであり、何一つ永久的な職位、組織化された指導権を持つ人はおりません。また、「東京に在る教会」は、どんな階級制度も、法王のような「頭の代理人」(Subhead)も、「仲介者」(Intermediaries)も有しません。聖徒たちは、みなお互いに同じ御父の神聖な命に与る兄弟姉妹であり、互いを呼ぶ際にも「兄弟、姉妹」と呼び合います(マタイ23:8-10)。

また、「東京に在る教会」は日本の諸地方教会の本部(Headquarters)ではありませんし、逆に属する本部を持つ事もありません。全世界の諸地方教会は統合機構、本部等の組織を一切持ちません。教会のかしらは唯一、主イエス・キリストのみです(エペソ5:23コロサイ1:18)。